ギャンブル依存症について知ろう

節度を保って遊べば、カジノゲームは息抜きや娯楽の手段としてスリルや興奮を味わえるものですが、のめり込み過ぎると、大きな問題につながる可能性もあります。このようなギャンブル依存症の状態になってしまうと、大げさな話ではなく、人生の道を踏み外してしまうかもしれません。

オンラインカジノサイトの大半は、利用者がこのようなギャンブル依存症にならないようにするため、責任のあるゲームプレイを呼びかけていますし、サイト側でも何らかの対策を用意したり、参考になるリソースを提供したりしています。

このページでは、ギャンブル依存症に関する基本的な情報、オンラインカジノが用意している対策、またどこで助けを求められるのかについて簡単に紹介します。

ギャンブル依存症とは?

info icon 1ギャンブル依存症(医学的な正式名称はギャンブル障害)になってしまうと、問題のある賭博行動を継続して繰り返し行い、それによって心身に機能障害や苦痛がもたらされてしまいます。また、貧困、人間関係の損失、個人的な生活の崩壊などの結果があるとしても、以上のような賭博行動を繰り返し継続的に行うようになってしまいます。

また、日本の国会で議論されている「ギャンブル等依存症対策基本法案」では、「ギャンブル等にのめり込むことにより日常生活又は社会生活に支障が生じている状態」として定義されています。

ギャンブル障害の診断基準

以下に、医学的に設定されているギャンブル障害の診断基準の一部を紹介します。

  • 興奮を得たいがために、掛け金の額を増やして賭博をする欲求
  • 賭博をするのを中断したり、または中止したりすると落ち着かなくなる、またはいらだつ
  • 賭博をするのを制限する、減らす、または中止するなどの努力を繰り返し成功しなかったことがある
  • しばしば賭博に心を奪われている(例:次の賭けの計画を立てること、賭博をするための金銭を得る方法を考えること、を絶えず考えている)
  • 苦痛の気分(例:無気力、罪悪感、不安、抑うつ)のときに、賭博をすることが多い
  • 賭博で金をすった後、別の日にそれを取り戻しに帰ってくることが多い(失った金を“深追いする”)
  • 賭博へののめり込みを隠すために、嘘をつく
  • 賭博のために、重要な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらし、または失ったことがある
  • 賭博によって引き起こされた絶望的な経済状況を免れるために、他人に金を出してくれるよう頼む

以上は「臨床的に意味のある機能障害または苦痛を引き起こすに至る持続的かつ反復性の問題賭博行動」であり、該当する人物がいずれかの過去12カ月の期間のうちに、4つ以上の行動を示している場合はギャンブル障害として診断されます。

もしこういった状態に心当たりがある場合は注意しましょう。

オンラインカジノが用意している対策

オンラインカジノは通常、責任のあるゲームプレイを利用者に呼びかけています。こういったゲームプレイを支援する対策の一環として、入金額やベット金額に制限を設定したり、プレイ時間に制限をかけたり、または負け金額を設けたりできるようにしています。

これらの設定を行う際は、どの程度の期間、設定を持続させるのかも選択するのが一般的です。この期間中は自己規制を解除することができないようになるので、対策としては効果的なのではないでしょうか。

一度熱中するとハマりすぎてしまう性格の人や、少しでもギャンブル依存症になりやすそうな傾向を持っているかもしれないと感じる人には、あらかじめこういった自己規制機能を利用することをオススメします。

依存症になってしまうと、その状態から抜け出すのは大変でしょうから、「自分は大丈夫!」と思わずに、早めに予防対策を講じておいたほうがいいでしょう。

各種リソースや助けを求められる場所

ギャンブル依存症についてもっと詳しく知りたい場合は、Wikipediaのギャンブル依存症の項目で詳しく紹介されています。Googleなどで「ギャンブル依存症」をキーワードとして検索すれば、すぐに見つかります。

また、ギャンブル依存症になってしまった場合は、世界的に有名な組織であるギャンブラーズ・アノニマス(Gamblers Anonymous)の日本支部に参加することをオススメします。

ギャンブラーズ・アノニマス日本支部のサイト

家族や友人がギャンブル依存症になってしまった方向けには、次のような組織もあります。

ギャマノン

また、英語サイトではありますが、多くのオンラインカジノが、次のような期間を推奨しています。

Gambling Therapy

GamCare

BeGambleAware

まとめ

特にリアルマネーを賭けて遊ぶオンラインカジノゲームは、知らず知らずのうちに熱中してしまうものです。「自分には関係ない」、「ギャンブル依存症になんてならない」と思わずに、ギャンブル依存症についてある程度の知識を持ち、あらかじめ予防対策を講じることが大事です。

健全に、節度を守って、責任のあるゲームプレイを楽しみましょう!